
今年も神戸でルミナリエが始まりました。今年は20回目の節目だそうな。
被災者だった当時。鎮魂の意味合いがもっと今より色濃かった初回のルミナリエ。
たぶん、今の10分の1以下の電飾の数だったけど、電気が灯った瞬間、涙が出た。
あの時、お腹の中にいた子は、私よりずっと、背丈が大きくなりました。年月の重さ。
きれいごとじゃなかった。
校庭の亡骸を思い出す。凍える寒さを思い出す。真っ暗な夜の心細さを思い出す。
配給の味噌汁の温かさを思い出す。水のある嬉しさを思い出す。人の優しさを思い出す。
この光は、今日この日の些細な喜怒哀怯すら、OKだと言ってくれているような気がします。